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風景画

第66章  初空月 ④




この坂を上り詰めれば

あの日と同じように

茜色の夕空が広がっている



あなたへと続く空に向かい

想いを

声の限りに届けたくて

駆け上がった日…



両手を伸ばし 心のままに

その名を呼びたい



今も…

今だから…







(了)



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