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風景画

第74章  麗月 ④




時折小さな夢をみる



凍夜に星を見上げる時



珈琲の温もりを

両手でそっと包む時…



愛するあなたの微笑みが

すぐ隣にある夢を



明けゆく空に

叶わぬものと知りながら

それでも

私は…夢をみる







(了)



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