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風景画

第14章  紅染月 ③




ほのかな蝋燭の明かりに

薄く煙が流れ

小さな華は儚くはぜる



夏を送る線香花火の切なさに

あなたへの想いが映り

心も揺れる



指先で震える炎の雫…





静かに落ちて 夜が残る







(了)


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