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風景画

第17章  夜長月 ②




めぐる季節にめぐる想い

あなたに綴りたい

恋文ひとつ…



それなのに

書きたい言葉は

書けないままに

ペンの先から零れて滲む



夜を彩る秋の音に

ただ

ため息をつくばかり







(了)



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