
向日葵
第4章 夜の散歩
シーンと静まり返る街。
そんな中、太郎と陽は走り回っている。
「太郎!!まてぇー!!…きゃっ!!」
『どうした!?』
「痛い…」
陽は走るのに夢中でこけてしまった。
足がジンジンする。
『あぁー、結構深くすったな…』
血がいっぱい出てきた。
結構、痛い
『痛くないか?歩けるか?』
「痛くないし…」
立ち上がろうとしたけど…
「いった!」
『はぁー。乗れ?』
えっ…?
太が陽に、背中を向けてきた。
『乗れって、早く』
太は手招きしてくる。
おんぶってこと…?
陽はためらいながら、太の背中に乗った。
「…///」
『さぁ、帰るぞ』
太は私をおんぶして、太郎を連れてかえった。
温かいな…
太の背中…
気持ちいい…
なんか…眠たくなってきた…
「スゥー…スゥー」
陽は寝てしまった。
『おい!寝たのか…?ったく、世話のやける奴…』
陽が寝ている間に、太の家についた。
