
腹黒王子の甘いワナ
第3章 2
「お前さ…俺の事煽ってる?」
もう限界だ。
「え!?そっそんなつもりじゃ…!」
如月は赤面になりながら言った。
「…へぇ」
…可愛いな。
「…?橘君?」
いじめられてるものだから醜い面してんのかと思ったら
結構イケメンだな…
「橘君?ねぇ、」
「ん?あぁ、わりぃ」
「いや、いいけどっ…あの〜…失礼なのは分かってるんだけど…
その…一人にしてくれないかな?」
ほう…オナる気か。ちょいといたずらしてみるか…
「嫌だ、無理」
「えっ!あの…お願いだから…」
そんなもん誰が聞くか。
