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腹黒王子の甘いワナ

第2章 1

〜遥斗目線〜

「席につけ〜。」

先生が言った。

「授業を始める前に言う事がある。このクラスに
転校生が来た。拍手で迎ろ〜。」

「え〜誰だろぉ?男の子かなぁ?」

クラスの女子達が騒ぐ。
僕は憂鬱だった。どうせいじめられるからだ。
もしいい人だったとしても黙っているだろう。
そんな事を思っている内にドアが開いた。

ガラッ…

男の僕が言うのもなんだけど凄くかっこよかった。

「キャ〜!かっこいい!」
クラスの女子達がまた騒ぎ出す。
男はイケメン爆ぜろっ!とも言っている。

あぁ、きっとこの人も僕をいじめるんだろうな。
そんな事を思いながらぼーっとしていた。

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