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雨のち曇り、時々晴れ【ARS】

第30章 ホワイトデー【潤】

「潤、14日空けとけ。」

「し、翔さん?」

翔さんはそれだけ言い残すと、スタスタと楽屋を出て帰って行った。

次の14日って、3月14日って、ホワイトデー…?

確かに俺、バレンタインデーに翔さんにチョコあげたけど…!



期待に胸をふくらませ、待ちに待った14日。

俺は翔さんの部屋にいた。

俺がデパ地下で買ってきた料理を一緒に食べた。

食事のあとは、翔さんが焼酎を出してくれたのでそれを飲んだ。

いいくらいに酔いが回ってきた頃、翔さんが口を開いた。

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