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雨のち曇り、時々晴れ【ARS】

第1章 タオル【翔】

それなのに、潤はタオルの匂いを嗅いだ。

俺は、俺の体液の匂いがばれるんじゃないかと焦ったが、それは思い過ごしだったようだ。

「翔さん、始まりますよ。」

ニノが俺に声をかけた。
もう、収録が始まる。

「あぁ、わかった。」

俺は返事をした。

あの時、俺はどうかしてたんだ。
男相手におかしな気持ちになるなんて。

俺は、自分の頬を両手で二回叩いた。

さあ、気持ちを切り替えて…。

俺は、スタジオへと足を運んだ。


【タオル・翔】終わり

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