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雨のち曇り、時々晴れ【ARS】

第9章 &【智】

「そろそろ帰ろうか。」

翔ちゃんが、車を走らせた。

運転してる翔ちゃん、かっこいいんだ。

イケメてる横顔に見惚れる。

いい音楽もかけてくれるんだ。

その音楽を口ずさんだりするんだ。

翔ちゃんは、本当にかっこよすぎる。

「今日はあんがと。」

俺が言うと、「やめてよ~!」と翔ちゃんは照れる。

でも俺は感謝の気持ちを表したくて、翔ちゃんの太ももに手をのせる。

「本当にあんがと…。」

翔ちゃんは何も言わなかった。

夕焼けのせいか、翔ちゃんの顔が赤く見えたんだ。

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