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雨のち曇り、時々晴れ【ARS】

第13章 ケータイ小説【翔】

俺は、普段から嵐に関するネットをチェックしている。

ファンや世間の人々の嵐への評価は気になる。

ましてや、俺自身の評価はもっと気になる。

ファンからの要望なども、参考にしている。

噂には聞いていた。
嵐がBLの対象になっているのは。

確かに、俺たちはステージや番組でメンバー同士でキスをすることがある。

しかし、あれは場を盛り上がるためのエンターテイメントのひとつだ。

それなのに、ケータイ小説の中の俺たちは、むさぼるような深いキスをする。

もう、俺の思考回路はパンク寸前だった。

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