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雨のち曇り、時々晴れ【ARS】

第17章 ラムネ【和也】

戻って来るなり智はシートの上に寝転んだ。

「空が青いねー!最高!」

智はゴキゲンだが、俺はもうヘトヘトだ。

「で、大丈夫なの?その…」

「何が?」

寝転んだまま、智は俺に顔を向けた。

俺はシートに腰をおろした。

「何って、その…。ナンパ。」

「んぁ!大丈夫だって。俺に任せとけよ!」

智は自分の胸をドンと叩いた。

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