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雨のち曇り、時々晴れ【ARS】

第17章 ラムネ【和也】

いざ、海に着いても智はパラソルの下でゴロゴロするばかりで。

「ねぇ、あの娘たち、女の子だけで来てんじゃない?」

俺が智を突っついても、智は知らん顔で。

「腹減ったな、何か食おうぜ。」

とっとと海の家に向かって歩き出した。

俺はあわてて後をついて行く。

「焼きそばふたつ!」

智は俺の分まで勝手に注文すると、席に着いた。

俺はカウンターで焼きそばふたつを受けとると、智の待つテーブルに運んだ。

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