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雨のち曇り、時々晴れ【ARS】

第17章 ラムネ【和也】

車に荷物を積み込んで、発進した。

「やっぱ俺たちにはナンパは無理か…。」

智がしょんぼりしている。

行き道の勢いはどこへ行ってしまったのか。

夕日がまぶしい。

俺はサングラスをかけた。

智はもうコクリコクリし出した。

あんだけ寝たのにまだ寝るか。

俺は海沿いの道を車を走らせた。

「帰り道混むぞ…。」

ラムネの瓶は、ドリンクホルダーでカタカタ音を立てて揺れていた。

【ラムネ・和也】

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