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凍夜

第1章 氷雨



ユキはバツイチで、小学4年の由美子という娘がいた。


友達と呼べるのは私一人だけだと、いつも言っていた。


私も本当の友達というのは、ユキみたいな人をいうのだと思っていた。


私は交遊関係は広かったけれど、その中に、本当に気を許せる人がいるとは、あまり考えてはいなかった。

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