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凍夜

第1章 氷雨


その時のユキは、本当に嬉しそうで、「長年の夢だったの」と瞳を輝かせた。


その時のユキは、本当にキラキラしていて、美しく、恋とは偉大だと私は改めて気付いたものだった。


だから……。


今更ながら、それを思い出すと切ない気分でいっぱいになった。

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