ストリートガール
第3章 ギャル
翌日、学校に行ったら、クラスの皆が私を見て、なんやかんや言っていた。
そりゃそうだよね、ギャルになっちゃったんだから。
「マヤちゃん。どうしたの?いったい。」
すかさず、クラスのギャルを仕切るソノミが声をかけてきた。
ソノミはギャルのカリスマ的存在だった。
「あー、ソノミ。マヤで、いーよ。」
私が、そう言ったらソノミは腰をくねらせて、「えー?だって、怖いんだもーん。」
だって。
「もぉ、怖くないよ?一緒だよ?」
私がソノミの口調を真似して答えたら、ソノミは笑って、「やだぁ!何それ?うまいんじゃない?」って机叩いて喜んでた。