
ストリートガール
第3章 ギャル
「好きなんだ?彼のコト。」
「当たり前じゃん!じゃなきゃ付き合わないって。」
「んー。ソッカぁ……。」
私は、なんだかソノミが羨ましかったけど、半面、もったいないなぁと思っていた。
「ね?ひょっとして、彼が初めての人なわけ?」
「そおなんだよね~♪実は。」
ソノミは携帯を取り出すと、彼とチューしてる画像を見せてきた。
彼はなかなかいい男だった。
大人の男って感じ。
「よかったね?ソノミ。うまくやんなよ。」私は、そう言ってソノミの肩を叩いた。
「マヤにも誰か、紹介してもらおっか?」
ソノミが思いついたように言った。
《大学生か……。》
私は想像したね。
大学生の男にシッポ振ってついてく私の姿を。
《気色悪い。》
でも、ひょっとしたら金になるかも!
とりあえず、会ってみよっかな?
