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ストリートガール

第2章 思春期の少年


「ねー?きょう、林君の家、行っていい?」


私は、ちょっと甘えた声で訊いた。


「きょう?これから?」


林君は一瞬、私の脚に目を走らせた。


「うん。ダメ?」


「いいけど、部屋ちらかってるよ。」


「かまわないよ。私が片付けてあげる。」


「そう?じゃあ、なんか飲み物買うね。コンビニ寄ろうか。」


「買ってくれるの?うれしいな。」


林君と私は、足どりも軽く、家に向かった。

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