初恋2
第2章 夏との生活
「一週間くらい、僕だったら待ちますよ!?」
彼の彼氏は病弱で。よく、入院を繰り返しているらしい。
「まぁ、7年に比べたら短いし。そーだよね。」
「7年!?なんですか!?それ。」
「あれ?言ってなかったっけ?僕、七年前までアメリカにいたんだよね。」
「!!初耳ですよ!英語ペラペラですか?」
「当たり前だよぉ。」
仕事しろよって思いますよね。
「僕の恋人は今、家で寝込んでるんですよ。だから早く帰ってあげないとなんですよね。」
カナ君は大変だと思う。
病弱な彼のために頑張ってるなんて。
「それなら早く言ってよ。お昼食べたら帰っていいからね。」
「え!?いーんですか!?ありがとうございます!」
大事だもん。恋人って。