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初恋2

第6章 アメリカからの来客者





いつも通りの朝。


夏は教師だから少し早出だ。



「いってらっしゃい…チュッ」



いってらっしゃいのキスをして。見送るのは毎日のこと。





「春も。行ってきます。チュッ」




相変わらずのラブラブです。





だけど、





ピンポーン…




夏が家を出たそのあと




家の中にチャイムの音が響いた。






こんな早くから誰?



ガチャ
「どちらさ…ッ!!」







「久しぶりね?春希…フフ」





そこに立っていたのは





僕の母親だった。







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