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ネムリヒメ.

第6章 ホットミルク.









自分のあげた悲鳴に驚いて飛び起きる








「はぁっ…はぁっ……」




荒く乱れた呼吸と


ドクドクと嫌な音をたてる心臓


汗がぐっしょり滲んだカラダに


長い髪が張りついている






自分の普通じゃない状態にゾクッと寒気がして


自分のカラダをギュッと抱きしめた






…なんか怖い夢 みた!?



自分に問いかけてみても、答えが出てこない




なのにガタガタとカラダが震える





付けっぱなしの電気と


すぐ側にある開きっぱなしのスケッチブック





ダメだ…ここにいたくない

眠ったら…もしかしてまた…………




震える手でスケッチブックに手を伸ばす





アタシはパタンとそれを閉じると

ベッドから降りて部屋を出た








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