ネムリヒメ.
第14章 シュガー&スパイス
繋がったままフワッと浮くカラダ
訳がわからずにいるアタシを抱き上げた彼によって、バスルームを連れ出されたアタシはあっという間にベッドの上に背中から落とされる
「ゴメンね、壊れて」
「………ッ…!!」
上半身だけをベッドに組み敷かれ、浮いたままの腰…高く持ち上げられた脚…
状況を把握したのも束の間、足首を彼の肩に乗せられて、腰を引き寄せられる
さっきよりも質量を増した彼の熱に奥まで貫かれる圧迫感に甘い悲鳴があがった
「ひゃんっ…は…あっ…!!」
「ん…いい声…」
ズブズブと彼が沈む度に溢れる蜜
最奥にグリグリと擦り付けるように腰を動かされ、快楽と涙で目の前が霞んでカラダが強張る
「んっ…く…ああっ、やっ…おく…や…だっ」
「クスッ…そうなの!?」
凛とした瞳をギラギラと光らせ上から微笑む葵くんが、息をする余裕すら奪うようにアタシを追いつめる
彼が動く度綺麗な髪が揺れて、綺麗な肌にじんわりと滲んだ汗が滴となってアタシの肌を濡らしていく
彼の甘い吐息も、そんな光景さえもアタシの奥を甘く疼かせ、絶頂へ導いた