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未知夢

第14章 滝繁

 繁はタクシーの後部座席で寝息をたてながら答えた。


「zzz……わからない」


〔俺の誘導とお前の強い意志。名コンビなんだよ!!〕


「期待はずれな解答だな」


〔何を言うんだ!! そんな未来を変えたやつって初めてなんだぞ!! 俺だってこの先はどうなるかわからない〕


「いや……俺、いまわかった」


〔何をだ?〕


「すべて始まりも終わりも俺なんだ……」


〔お前?〕


「そう……俺。滝繁」







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