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未知夢

第15章 隠人

 その日は私が、大森と飲みに行ってる日だ。


 それなら話が変わる。私は元の世界には戻ってないんだ。つまり、これから起こるであろう事件を防ぐことができる。


 私は急いでタクシーを探した。


 時間的にはもう店を出てるはずだ。


 数分後、やっとタクシーを掴まえた。


 私は大森の家まで向かった。


 死亡推定時刻が12時半〜1時だった。


 間に合えば防げる。



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 繁は思った。


 これは誰が書いたんだ?


 自分とよく似ている。


 日記を書いた人物の名前は、どこにも記されていない。


「おい……ふざけんなよ……なんだよこれ……」


 繁は次を読み出した。



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