無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

今日は素晴一日だった。

衛兵の交代式の観覧。

公園で過ごしたゆったりとした時間。

初めて見たバレエ。

ダンサー達の美しい踊りと立ち振る舞い。

伝統のある劇場での秘め事は罪悪感という調味料でとても甘く感じられた。

その機会を与えてくれたウィリアムにも何かお返しをしなくては。

流れて行く街灯を見送りながら、綾芽はウィリアムへのお返しは何が良いのだろうかと思案に暮れるのだった。