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拝啓、ムコ殿!【ARS・O】

第5章 京都見物

質素な朝食ながら、さとぴは喜んで食べてくれた。

普段は外食やお弁当ばかりだから、こんな普通の食事がありがたいと言った。

イ「お母さん、今日は智くんを京都見物に連れて行きたいんだけど。」

母「帰りの新幹線の時間は大丈夫なの?」

智「新幹線は、夜なんで。」

イ「お母さん、車で連れて行ってくれない?」

母「えええええー!私が!?」

私がさとぴ乗せて運転するなんて、無理!
絶対無理!

母「タ、タクシーで行きなさいよ。」

イチコもさとぴも運転免許を持っていない。

イ「私もたまにしか京都に帰らないんだから、一緒に行こうよ。」

さとぴも笑ってうなづいている。

さとぴとドライブ…。
嘘でしょう!?

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