拝啓、ムコ殿!【ARS・O】
第5章 京都見物
着いたところは金閣寺にほど近い、堂本印象美術館。
建物には堂本デザインの装飾が施され目を引く。
母「ここ、久しぶりね。」
堂本印象美術館は、イチコが京都に住んでいるときよく来ていたところだ。
イ「智くん、入ろ?」
智「ん。」
三人でチケットを買って館内に入る。
イ「堂本印象は日本画の画家で、前衛的な抽象画が特徴なのよ。」
智「へぇ。」
イチコが学芸員らしくさとぴに説明している。
館内には人はまばらで、静かだ。
ここは隠れた穴場スポットで、素晴らしい作品がたくさん展示されているのに、混むことはない。
堂本印象という画家が、あまり知られていないせいだろうか。
私は、ふたりとは離れて館内を見て歩く。
おそらくふたりは、東京ではこんなにゆったりと美術鑑賞する時間などないのではないか。
そう思うと、貴重なふたりの時間を邪魔したくなかった。
建物には堂本デザインの装飾が施され目を引く。
母「ここ、久しぶりね。」
堂本印象美術館は、イチコが京都に住んでいるときよく来ていたところだ。
イ「智くん、入ろ?」
智「ん。」
三人でチケットを買って館内に入る。
イ「堂本印象は日本画の画家で、前衛的な抽象画が特徴なのよ。」
智「へぇ。」
イチコが学芸員らしくさとぴに説明している。
館内には人はまばらで、静かだ。
ここは隠れた穴場スポットで、素晴らしい作品がたくさん展示されているのに、混むことはない。
堂本印象という画家が、あまり知られていないせいだろうか。
私は、ふたりとは離れて館内を見て歩く。
おそらくふたりは、東京ではこんなにゆったりと美術鑑賞する時間などないのではないか。
そう思うと、貴重なふたりの時間を邪魔したくなかった。