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拝啓、ムコ殿!【ARS・O】

第8章 隠れアラシアン危うし

家に着いて、順番にイチコとさとぴにシャワーをさせる。

風邪でもひかれたらたまったもんじゃない。

ふたりが順番にシャワーをしている間に、コーヒーの準備をする。

父「お帰り。」

お父さんが二階から下りてきた。

母「お父さん、二日酔いはもういいの?」

父「まあな。」

コーヒーメーカーに豆と水をセットする。
スイッチを押すと、イチコがシャワーから上がって来た。

イ「コーヒーカップ出そうか?」

イチコが茶箪笥からコーヒーカップを出す。
その時、手が滑ってカップが落ちた。
カップはそのまま床に落ちて割れた。

イ「ごめん!割れちゃった!」

母「大丈夫?怪我はない?」

私は割れたカップを拾い集めた。

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