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拝啓、ムコ殿!【ARS・O】

第10章 金曜日の電話2

あれから時が過ぎ、季節は秋になった。

昼間はまだ暖かい日もあるが、暮れると夜は寒かった。

紅葉までもう少し。
そんな季節になった。

金曜日の夜8時、私はテレビの前に座っていた。

お父さんがお風呂から上がってビール片手に居間に入って来た。

父「歌番組か。福田こうへいは出るか?」

母「さぁ。」

父「拓郎は?」

母「さぁ。」

父「嵐は?」

母「出るわよ。」

お父さんも、テレビの前に座った。

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