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電話はイチコだった。

イ『お母さん、あのさー。』

イチコは、あの金曜日も嵐の出番に電話をかけてきた。

母「あんた、テレビ見てないの？」

イ『え、何のテレビ？私さっき仕事から帰ったばっかりでさ。』

あんた本当にさとぴと付き合ってんの！？

喉まで言葉が出たけど、グッと飲み込んだ。

こんなイチコがさとぴは好きなのだろう。

イ『あのさ、智くんがね…。』

母「うん、何？…えええっ！」