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拝啓、ムコ殿!【ARS・O】

第10章 金曜日の電話2

父「イチコからか?」

母「お父さん…。」

父「どうした?」

母「きゃああああああ!」

私はお父さんに抱きついた。
反動でお父さんは、畳の上にひっくり返った。

私はお父さんをギュウギュウ締め上げた。

お父さんは、目を白黒している。
息ができないのか、顔が真っ赤になってきた。

私はお父さんにひっぺがされた。

父「一体どうしたんだ。」

お父さんはゲホゲホしながら言った。

母「大野さんが…、コンサートのチケットを送ってくれるって!」

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