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拝啓、ムコ殿!【ARS・O】

第11章 初めてのコンサート

ドームに近づくにつれ、増える人、人。

その人の多さに圧倒される。

無数の蟻のように、人がうごめいている。

私は、コンサートにもグッズ参戦にも来たことがなかったから、実際に嵐がどれほどの人気なのかわかっていなかった。

この何万人という人が、みんな嵐を求めてやって来ている。

すごいと思う反面、怖くなった。

イチコがこの状態を知ったらどう思うか。

これだけのファンの想いを背負っているさとぴと、果たしてやっていけるのか。

不安ばかりが大きくなった。

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