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拝啓、ムコ殿!【ARS・O】

第11章 初めてのコンサート

座席は、広い通路の一番前だった。

ファンライトを手に、お父さんと開演を今か今かと待ち構えた。

父「嵐ってすげーな。大野君はこんなでかい仕事をするのか?」

スタジアムをキョロキョロ見渡している。

父「お母さん、イチコは大丈夫なのか…?」

お父さんも、私と同じ気持ちだ。

スタジアムの照明が落ちた。

ステージにライトが当たり、映像が流れ出した。

スタジアムは割れんばかりの歓声に包まれた。

コンサートが始まった。

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