拝啓、ムコ殿!【ARS・O】
第13章 結婚発表
世間は、さとぴの結婚の話題で持ちきりだった。
マネージャーさんの言う通り、結婚の記者会見はさとぴひとりで行われた。
テレビ番組の撮影終わりに時間を取り、囲みの記者会見が行われた。
私はそれをワイドショーで見ていた。
さとぴは終始ほんわかとした笑顔で、ユーモアたっぷりに質問に答えた。
記『奥様のどのようなところが魅力ですか?』
智『僕のことに、まったく無関心なところですかね。』
記者たちがどっと笑った。
記『奥様のお写真などがあれば、見せていただきたいのですが…。』
マネージャーさんとの約束で、イチコ個人につながる情報は一切出さないことになっている。
智『写真はないんですが似顔絵を用意しました。』
そう言ってさとぴはスケッチブックを取り出した。
えっ、いくら似顔絵だと言ってもさとぴの画力だと、イチコの顔がばれてしまう!
「話が違うよ!やめてえええええ!」
テレビに向かって叫んでみるも、声は届くわけなかった。
さとぴはスケッチブックを広げると、記者たちに向けた。
マネージャーさんの言う通り、結婚の記者会見はさとぴひとりで行われた。
テレビ番組の撮影終わりに時間を取り、囲みの記者会見が行われた。
私はそれをワイドショーで見ていた。
さとぴは終始ほんわかとした笑顔で、ユーモアたっぷりに質問に答えた。
記『奥様のどのようなところが魅力ですか?』
智『僕のことに、まったく無関心なところですかね。』
記者たちがどっと笑った。
記『奥様のお写真などがあれば、見せていただきたいのですが…。』
マネージャーさんとの約束で、イチコ個人につながる情報は一切出さないことになっている。
智『写真はないんですが似顔絵を用意しました。』
そう言ってさとぴはスケッチブックを取り出した。
えっ、いくら似顔絵だと言ってもさとぴの画力だと、イチコの顔がばれてしまう!
「話が違うよ!やめてえええええ!」
テレビに向かって叫んでみるも、声は届くわけなかった。
さとぴはスケッチブックを広げると、記者たちに向けた。