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サバイバルヘルパー

第7章 食料調達

 いつもの砂浜に戻る。


 小梅はいない。


「あれ、どこいった? まったく、ウロウロして……」


 また、戻ってくるかもしれないと、俊輔はペットボトルをバッグに入れた。


「漂流物ビーチに、またペットボトルがあるかもしれない」


 漂流物ビーチとは、俊輔がそう名付けた、2リットルのペットボトルとビニールシートを拾った、ある意味、宝の漂着場の砂浜である。


「あそこは、廃屋にも無いのが手に入るからなぁ」


 巨大な岩壁を横目に、歩いていく。


「おっ!!」


 流れ着いた木材や、崩れた発泡スチロールの箱、穴の開いたドラム缶。


 その中にまじって、ペットボトルがあった。


「お、あったあった。こっちは、500か……これは1リットル。でかいのあったらなぁ……ん?」


 漂流物のゴミの中にあるものを見つけた。


 水色の布のようなものだ。


 俊輔は指でつまんで、引っ張り出す。


「うわぁっ!!」


 急に気分が高まった。


 それは、中央に小さなリボンが付いた、女性のパンツだった。


「あらあらあら……こんなところに流れて……はぁ〜っ!」




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