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サバイバルヘルパー

第7章 食料調達

 胸の鼓動が祭り囃し。


 久しぶりの感覚に、俊輔自身の苗木が御神木にまで成長した。


 たかが下着のみに、ここまで全身の血が騒ぐなんて……。


「誰が穿いてたか、わかんないもんな。そうだよ……サイズ的にも……そこそこ普通やし……うん……まあ、浜辺にゴミは置いちゃいけないから、後から処分しましょう〜♪」


 ポケットに入れた。


 井戸のある場所まで移動し、廃屋の中で見つけたバケツに水をため、それを拾ったペットボトルに移した。


「さて、これで飲み水は確保した。次は食料だな」


 ずっと持ち歩いていた釣竿が、ここで役に立つ。


 俊輔は溜め池まで向かった。


 餌は、イノブタに出会った山芋の群生地の土を掘ると出てきた、太いミミズ。


 昔はミミズなんて触ることが出来なかったが、今では平らな石で土を掘り、見つけたら、すかさず素手で捕まえた。


「これで、あのデカイ鯉が釣れる」


 釣りなら海でも出来る。だが、獲物が見て確認出来る溜め池の方が、釣りやすいと思い込んでいた。


 針にミミズをつける。何度も釣れるように、ミミズは四等分に千切って使用する。


「よっしゃ、釣れろよ!!」


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