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サバイバルヘルパー

第7章 食料調達

 大自然の中で、全身、血にまみれ、包丁を使っての解体作業は、見た目からはB級スプラッタームービーだ。


「さて、ここからどうするかな……」


 イノブタは、イノシシ同様、全身、毛に覆われている。


 普通の豚は、毛を焼いて処理することはあるが、イノシシは毛皮として使うことがある。


 だが、毛皮を剥ぐという、ややこしいことが俊輔に出来るはずもなく、頭を切断すると、4本の足を切り取り、胴体を運びやすいように切り分けた。


「皮は、これで削いだ方がやりやすいな。骨は置いて、豚骨スープでもするか」


 頭と、心臓、肝臓以外の臓物は血に染まったシーツにくるみ、穴の中に入れた。


「これだけでも、葬ってやろう。ごめんな」



 ちなみに頭も食べられる。牛タンのように、豚タンもとれる。目玉も脳も食べることが出来る。


 内臓も使えるのだが、俊輔にそこまでの知識はなかった。


 最高の食料を手に入れた。


 俊輔な肉の前に座り込み、しばらく疲れた顔で、肉を眺めていた。






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