サバイバルヘルパー
第12章 ……な再会
「えっ!?」
どういうことだ?
今のは、小梅じゃない。
見ると、小梅の後ろの木に、誰か立っている。
「え……」
俊輔は驚きのあまり、声を失った。
小梅が二人いる。
「んな……な、なに、なに、えっ!?」
細胞分裂か? それとも、くの一?
奥にいる小梅が口を開いた。
「俊輔さん、2日ぶりです」
「は、はぁっ?」
「いかだに乗っていたのは、私のほうです」
「な、なにっ!? え、な、な、な……」
まったく状況の整理がつかない。
なにが、起こっているのかも、理解出来ない。
「俊輔さん、私の名前は……春野久美子と言います」
「えっ……くみこぉ!!」
久美子は、いつも小梅が自分を呼ぶときに使う名前だ。
「ちょっと待って……なにがなんだか、訳がわからない。あなた方はなんなんですか?」
あれやこれやと内容のピースが、バラバラになって、なかなかひとつにまとまらない。
「私達は双子の姉妹なんです。あなたと一緒にいたのが、春野小幸、私の姉です」
「えええぇぇーーっ!! なんですってえぇぇーーっ!!」
この島にたどり着いた時、一緒にいた小梅。だが、その名前は実名ではなかった。
しかも、双子だったという、事実に驚きを隠せない。
「じゃ……いったい、なんなんですか? えっ、婆さん……こっちの小梅婆さん……が、小幸さんで、あなたが、久美子……」
どういうことだ?
今のは、小梅じゃない。
見ると、小梅の後ろの木に、誰か立っている。
「え……」
俊輔は驚きのあまり、声を失った。
小梅が二人いる。
「んな……な、なに、なに、えっ!?」
細胞分裂か? それとも、くの一?
奥にいる小梅が口を開いた。
「俊輔さん、2日ぶりです」
「は、はぁっ?」
「いかだに乗っていたのは、私のほうです」
「な、なにっ!? え、な、な、な……」
まったく状況の整理がつかない。
なにが、起こっているのかも、理解出来ない。
「俊輔さん、私の名前は……春野久美子と言います」
「えっ……くみこぉ!!」
久美子は、いつも小梅が自分を呼ぶときに使う名前だ。
「ちょっと待って……なにがなんだか、訳がわからない。あなた方はなんなんですか?」
あれやこれやと内容のピースが、バラバラになって、なかなかひとつにまとまらない。
「私達は双子の姉妹なんです。あなたと一緒にいたのが、春野小幸、私の姉です」
「えええぇぇーーっ!! なんですってえぇぇーーっ!!」
この島にたどり着いた時、一緒にいた小梅。だが、その名前は実名ではなかった。
しかも、双子だったという、事実に驚きを隠せない。
「じゃ……いったい、なんなんですか? えっ、婆さん……こっちの小梅婆さん……が、小幸さんで、あなたが、久美子……」