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サバイバルヘルパー

第13章 新事実

 部屋で一人、呆然とする。


 嵐が起こってから、いろいろなことが激流のように過ぎる。


 島のこと、本当の小梅の存在、小幸と久美子の二人のこと……。


 とにかく、今日が、一番疲れた。


 今日は、この家で、二人の婆さんの好意に甘えよう。


 窓から見える、日が徐々に暮れていく。


 けれど、俊輔の心には、明るい太陽が登っていた。










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