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sugar-holic

第11章 イベント準備

浅野社長に案を出してもらいながら皆で話し合って、カウンターの配置を変えた。

販売カウンターを4つに分けて、それぞれの両サイドにシェルフを置く。

「あとは購入者の流れを作るのに…」

並んで待ってもらう間にアイテムを見られるように、余ったシェルフで展示スペースを2ヶ所作る。

「カウンターの前に並ぶ人数を制限して待ってもらえば、両サイドの棚が低くても、商品を見てもらえる」

浅野社長の指示通りに組み換えると、空間が生まれた事で目線を阻害するものが少なくなった。

「この方がお客さまもスムーズに購買していただける気がします」

浅野社長の機転に、素直に凄いと思った。

「ありがとうございます!!」

うん。この人に相談して良かった!!

何だかすべてがうまくいくような気さえしてくる。

頼れる人って、こういう人の事を言うんだ。

「ありがとうございます。おかげで助かりました」

倉田くんも頭を下げると、浅野社長が笑みを浮かべた。

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