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sugar-holic

第2章 心機一転

《倉田side》

「…お腹すいたね」

「そうですね」

普通の流れなら、『何か作ろうか?』って、簡単な朝ごはんを作ってくれるんだけど…

「私、食べに行くけど、どうする?」

だろうな。そう来ると思った。

「ちなみに今日のご予定は?」

「んー。買い物かな…?」

ぼうっとして、つかみ所がなくて、女子力明らかに低くて。

それなのに、仕事してるときはきっちりしてて、そつがなくて、他社からの評判もよくて…。

「ご一緒してもいいですか?」

「…別にいいけど…暇なの?」

「程々に」

この人に興味が湧いた。

ただそれだけ。

「じゃあ、準備出来たら行きましょうか」

そう言って、笑顔を浮かべた。

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