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sugar-holic

第19章 俺の女神

浅野企画への、本日2度目の訪問。

今度は問題なく通されて、小会議室に案内されて…

浅野さんを待っている間。

隣から、変な圧力を感じるんだけど!?

横目でちらっと倉田くんを見る。

椅子に深く腰かけて、背もたれに体を預けている姿は、寛いでるように見える…けど…

ものすごく、ピリピリしてる雰囲気が漂っていて…

何だろうな。

やっぱり、アレかな?

急に同級生の働いてる店に連れていかれたから、プチドッキリ仕掛けられたみたいで面白くなかったのかな?

でも、少しは嬉しそうに見えたけど…。

倉田くんの態度に戸惑っていると、会議室のドアが開いた。

「悪い、待たせたね。…あ、梢さんも来てくれたんだ」

「すみません。勝手についてきました」

「いやいや、大歓迎だよ」

浅野さんは笑みを浮かべて、私たちと対面する位置に腰かけると

「何だ。梢さんがいるなら、もっと早く来たのにな」

「受付で伝え忘れまして」

倉田くんが笑いながら話す。

…よかった。さっきの変な空気が消えてる。

ホッとして、商談を始めた。

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