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sugar-holic

第21章 親睦会

すると、倉田くんがスマホを操作して、画面を矢口さんに見せた。

「はい、この人」

「すごい!!何か、インテリって感じ!!」

見れば、確かに浅野さんなんだけど…

モノクロの、エッジがかかった画像で…

「浅野企画のホームページ。あのおっさん、自分紹介にこんな写真使ってんだな」

倉田くんが画面を見ながら口元を歪めた。

「カッコいいじゃないですか!!それで社長でしょ!?ありです!」

握りこぶしを作って、身を乗り出す矢口さんに、倉田くんが笑みを向けると

「でも残念。この人はうちの課長狙いだから」

と、私を指差した。

「倉田くん!?」

「平谷次長。この人、浅野社長の家に泊まったんですよ?」

急にそんな話をされて、頭の中が真っ白になった。

「あっ…あれは…」

否定しようとしても、言葉が上手に出てこなくて…。

そんな私に、倉田くんは冷めた笑いを浮かべた。

「付き合っちゃえばいいのに」

え…?

冗談だよ…ね?

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