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sugar-holic

第25章 約束って、何?

「へ?」

「メール。約束忘れるなとか書いてあるよ?」

え?

途中まで読んで比呂子さんに見せたから、続きに何書いてあるかまで見てなかった!!

比呂子さんから携帯を返してもらうと、おそるおそる内容を確認する。

『お礼ではありませんが
プロジェクトは必ず成功させますから

約束お忘れ無き様よろしくお願いします』

…何だこれ!?

「約束してないし!!」

画面を見たまま反論すると、宇佐見さんが

「何の約束?」

そう言われて言葉に詰まった。

何をどう話したら分かってもらえるか…

そもそも、何をどこまで話したらいいのよ!?

「え…っと…何だろうね?」

しどろもどろになって答える私に、比呂子さんが疑惑の眼差しを向ける。

「…怪しい」

「ひぃちゃん、人にはね、言えることと言えない事があるんだよ」

え?宇佐見さん!?

それはちょっと違いませんか!?

「いや、言えない訳じゃなくて!」

「じゃあ、何?」

比呂子さんのにんまりとした笑みに、顔が引きつってしまった。

…やられた!!

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