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sugar-holic

第25章 約束って、何?

いくつかある未開封のメールを確認していると

「ふぇっ!?」

一通のメールの差出人を見て、思わず声をあげてしまった。

「え?どしたの?」

「…倉田くんからメール来てた…」

着信時間を見ると、昨日の…比呂子さんと飲んでた頃だ。

全然気付かなかった。

「へ?倉田?何だって?」

比呂子さんがお粥を装いながら聞いてきた。

「あー、何か差し入れに対して文句言ってそうじゃない?」

何を送ってきたか大体想像できて、ため息をついてメールを開くと…

『お疲れ様です
差し入れ、ありがとうございました
桃缶、子供の時以来だから
十何年ぶりに食いました
めったに食べないものを食べたお陰で
早く治りそうです』

「桃缶、食べたんだ」

「え!?マジで?」

比呂子さんに携帯を渡すと、画面を見て

「結構好評なんじゃない?」

「え?その言葉の裏に何かを含んでる気がする!!」

「裏ねぇ…」

画面を見ていた比呂子さんが、不意に訊ねた。

「所で、約束って何?」

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