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sugar-holic

第26章 応援するけどな

「とりあえず食べながらね」

そう言ってお粥を装ってくれたものの。

二人の注目を浴びて、落ち着いて食べてなんていられないじゃない!!

「えっと…何の約束なのか、本当に分からないの」

「またまたぁ」

比呂子さんがニヤニヤ笑いを浮かべた。

約束って言われて、思い付くのは1つしかない。

出張に行ったときの、あの夜。

だけど、あれは…

「国体の仕事、今一緒にやってるじゃない?」

「うん」

「あれが上手くいったら…言うことを聞けって言われた」

それだけ言うと、お粥を啜る。

夏にお粥って自分でしたことなかったけど、体に優しくしてあげてるって気がするな。

そんな事を考えてると

「…それだけ!?」

比呂子さんが気の抜けたような声をあげた。

「訳分かんないでしょ?」

クスッと笑って答えると、宇佐見さんが首を傾げて

「それ、約束したの?」

「いいとは言ってないけど…乾杯して『成立』って言われた」

「じゃあ成立だね」

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