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sugar-holic

第26章 応援するけどな

「比呂子さん。面白がらないで下さいね」

表面上はにこやかな笑みを浮かべて

「そもそも付き合うつもりもないし」

はっきりと言い切った。

「えぇ~?何で~!?」

「倉田くんには史華さんがいるでしょ?」

その言葉に、あからさまに嫌な表情を浮かべて

「あぁ、史華ね…。倉田も何であの子を選ぶんだかね?あの子が彼女なんて、気苦労堪えないだろうに」

史華さんは彼女じゃないって言ってたけど。

彼女を作らない、みたいなことも言ってたっけ。

だからセフレとして付き合った方がいい、って…。

そこまで考えて、ふと気になった。

えっと…もしかして。

倉田くんの考えの中で、私ってもしかして…セフレなの!?

「あたしは応援するけどな」

「へっ!?」

自分の考えを肯定されたみたいで、驚いて比呂子さんを見ると、

「史華なんかより、梢ちゃんの方が断然いいと思う」

…まだその話なんだ…。

「だから、付き合わないって言ってるのに!!」

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