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sugar-holic

第33章 誓い

9月に入って。

国体関係の納品はほぼ終了して、あとは在庫管理とサポートの日々に追われていた。

今日はその最終ミーティングで、平谷次長が岐阜支社にやってくる日だ。

書類作成も完璧。

ミーティングは滞りなく進められる自信がある。

ミーティングは、ね。

問題は、その後。

上手くいくといいんだけど…。

自分がやらなきゃいけないことを再確認していると、比呂子さんが声をかけてきた。

「梢ちゃん。お疲れ様です」

「あ、はい」

その声に顔をあげて、ついでに周りを見回す。

うん。大丈夫。

「いよいよだね」

「うん。とりあえず準備は抜かりなしだから」

小声で話し合って、顔を見合わせてクスッと笑った。

「上手くいくように、頑張りましょう」

「そうだね。せっかく協力してくれるんだし?」

比呂子さんの言葉に、思い出し笑いを浮かべた。

協力って言うより、ほぼ強制に近かったけどね。

でも皆その気になったんだし。

よし!頑張るぞ!!

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