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sugar-holic

第33章 誓い

平谷次長が来て。

ミーティングが終わって、腕時計で時間を確認すると…あ、大体いい感じ。

「今日はお疲れ様でした」

「梢さんこそ。プロジェクトに尽力してくれて、助かってるよ」

「私だけの力じゃなくて、営業部の皆のお陰ですから」

にっこり笑って言うと、平谷次長も笑顔を浮かべた。

「上手くやってるみたいで安心だよ」

「そう見えますか?」

そう聞くと、平谷次長は頷いて

「もうすっかりこっちの人間だな」

「そう…ですね。そうかもしれません」

岐阜に来てまだ半年間だけど、少しだけ馴染んだように思う。

「じゃあ次長も久々に『岐阜人』に戻りますか?営業部に寄っていって下さい」

私の提案に、平谷次長も頷いてくれて…

心の中でホッと息をついた。

よし。とりあえず、第一段階突破。

比呂子さんに怒られずにすむぞ。

「じゃあ、行きましょう?」

微笑みを浮かべて、次長を誘って営業部へ戻って行った。

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